淋しさを飲み込む癖

カテゴリー │子育て

2018年
7月の終わり
大学時代の友人が家族で
沖縄旅行に来ていた。


大学卒業以来
会っていなかった彼女は
もうすっかり4人の子どもたちの
お母さんになっていて
一番上の子は高校生なんだとか。


SNSの時代だから
お互いの近況も知っていたけど
それでも18年ぶりに顔を合わせるのは
何とも言えない嬉しさだ。


旅行中だというのに
私のカウンセリングルームの
オープンを知って
わざわざ訪ねて来てくれた。


淋しさを飲み込む癖
こんな心遣いができるのは、昔からだったなぁと
懐かしさと共に
じんわりと温かい気持ちになった。



まだ話してなかった
お互いの結婚の馴れ初めやら
子どもたちのこと
大学時代の話で盛り上がり
懐かしく楽しい時間は
あっという間に過ぎてしまった。




私はいつの頃か
大切な人と遠く離れる時に
泣かなくなっていた。
泣きたい気持ちをぐっと押し込めて
「永遠の別れじゃないんだから」
「またいつでも会おうと思ったら会いに行ける!」
そんな風に自分に言い聞かせる癖がある。


今回、友人とその娘ちゃんが
カウンセリングルームを後にした
後ろ姿を見送りながら
何とも言えない淋しさに襲われた。


仙台に住む彼女と
次に会えるのはいつなんだろう。


淋しさを飲み込む癖
(子連れの家族旅行だというのに、こんな手土産まで!ありがとう♡)



沖縄という地域柄
遠く離れた友人たちが
旅行に来てくれるので
これまでも何人かと沖縄で再会を果たしている。
その別れの度に、果てしなく淋しくなりながらも
「大丈夫、また会えるから」と
自分を言い聞かせて来たが
今回は、自分の気持ちを抑えることなく
素直に淋しさを感じてみた。


感じ切ってみると
懐かしくも酸っぱい思い出が蘇って来た。




私が小1の頃、父が単身赴任で10ヶ月間
福岡に行っていた時がある。
わずか6歳の私にとって
10ヶ月がどのくらいの期間なのか
正直、ぴんと来なかった。
果てしなく永遠の別れのように感じた。


福岡へ旅たつ日に
空港まで見送りに行って
ゲートに入った父の後ろ姿を見て
号泣したのを覚えている。


周りの人たちも
驚くほどの鳴き方だったと
大きくなっても母が語り継ぐほどで
泣き叫んでいた自覚もある。


おそらく、私にとって人生初の別れだ。
とても悲しくて悲しくて
離れるのが淋しくて
その気持ちをどう収めたらいいのかも
分からなくて
とにかくとても苦しかった。


ガラス越しに
悲しそうな困った顔をした父の顔も
覚えている。


きっと私は、大切な誰かと離れる時に
その時の幼い日の気持ちが蘇りそうになるのを
無意識にも恐れていたのかもしれない。



その小1夏休みには父のいる福岡へ
家族みんなで会いに行って
しばらく一緒に過ごすことができた。


「永遠の別れではない」
「また会える」と
幼い私は、自分の気持ちを
整理したのかもしれない。




もう十分すぎるほど大人になった私は
友人との別れを
受け止められるぐらいには
成長している。



「会えなくなるのは淋しい」


そうだね、淋しいね
また会いたいな…


淋しくなんてないフリをするより
そのままを受け止めた方が
気持ち的にはずいぶん楽だった。


自分の気持ちを否定する方が
無かったことにする方が
よっぽど辛いのかもしれない



淋しさを飲み込む癖
(子どもたちも大喜び↑ まるごとリンゴが入ってて美味しかった♡)





初めての一人暮らしをした
思い出いっぱいの大学時代…
呼び起こされてしまった
甘酸っぱい感情たちが
私の淋しさに
追い討ちをかけた気もするけど


思い出迷子から脱出した41歳は
娘たちに、友だちと過ごす時間が
どれほど貴重なのかを知って欲しい。


そして、
自分の気持ちを飲み込まずに
そのままを感じて
表現できるようになって欲しいと
強く願わずにはいられない。



そのためにも
母親として、子どもたちの気持ち
そのままを受け止めてあげること

淋しさや悲しみは
抱きしめて、寄り添ってあげること

どう思ったの?どんな気持ち?って
自分の言葉で伝えられるように
聞いてあげること。
忘れず意識していきたい。




今の自分はちゃんとできているかな…
常に自分を振り返りながら。
私の気持ちは
夫に受け止めてもらいながら。


きっともうすぐ42歳(汗)の私は
もう淋しさを飲み込むことは
しないだろう。




さて、夫に
「妻の気持ちを受け止めながら
上手に話を聞く方法」

についての話でもしようかな。



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